施膳方針:滋補肝腎
貝の殻は「肝」の気を鎮めてくれる働きがありますので、
春に摂りたい食材です。
あさり、はまぐり、しじみ・・・「肝」の気を鎮めるという点からは、
貝はむき身ではなくて、貝殻のまま、そのスープに貝殻の成分が入ったスープをいただきましょう。
あわせて、「免疫力」をあげる食材の一つ、いわしをとってウイルス対策をしましょう。
よもぎの生麩と、木の芽を添えて、春の訪れ。
春のいわしは、油がのってとてもおいしいですよね。
目が青くきらきらしているものを選びましょう。
新鮮ないわしをおろして、叩いて味噌、生姜をまぜて、擂鉢でゴリゴリ・・・。
おいしいつみれの出来上がりです。
冬はお味噌仕立てにしてもよいですが、ハマグリのおいしいこの季節は
潮汁仕立てに。
いわしは、温性。健脾・補気・健脳・補血・安神・明目・活血・強筋骨。
簡単に説明すると、気血を補い元気にし、お腹の調子を整え、精神不安もおさめます。
さらには、老化防止にも。まさに元気の万能選手。
積極的に摂りたい食材です。
つみれにしたら、カラっと上げていわし団子にしてもいいし、つみれを丸くしないで
そぼろにして丼にしてもおいしいですよ。
つみれ、思ったより簡単なのでぜひ作ってくださいね
■作り方
1. いわしを叩いて、味噌、生姜を入れ擂鉢でなめらかになるまで練る
2. ハマグリと水(昆布もいれるとよい)をいれ、
弱火~中火でハマグリの出汁がでるまで火をいれる
3. 2に、酒、塩をいれ、味をととのえる(塩分は好みで調整してください)
4. 練ったいわしを団子にして、鍋にいれ火が通るまで煮る(中火)
5. よもぎの生麩を入れる
6. 仕上げに木の芽を添えてできあがり
■食材
いわし
ハマグリ
昆布
酒
塩
生麩
味噌
生姜
木の芽
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